先日、ある情報番組で、俳優の堺雅人氏が「仕事をする上で大切にしていることは?」と質問され、「夢中になれること」と答えていました。彼が出演するドラマはとても印象的で、現在放送中の「VIVANT」や、過去放送の「半沢直樹」、「リーガルハイ」など、それこそ視聴者側が夢中になってみれるドラマです。彼が俳優という仕事を夢中でしているからこそ、私たち視聴者も彼の演技に引き込まれると思うと、改めて俳優という仕事の奥深さを考えさせられました。同時に今、夢中になれる仕事をして収入を得ている人はどれくらいいるのか?と疑問もでてきました。私の感覚では、夢中になれることに支出する人の方が多いように思います。
そもそも夢中とは何か?辞典で調べてみると「心を奪われ、ほかの事を考えない状態・物事に熱中して我を忘れること・夢の中」などがありました。私は学生時代に、好きなマンガを読んでいる時がまさにそれでした。友人からは「マンガを読んでいる時は話しかけても聞いてないよね」と言われるほど夢中になって読んでいました。いつの間にかマンガを読むマイブームが過ぎ去って、今では短時間でサクッと読めるマンガをスマホでみる日々です。これは夢中ではなく、時間つぶしに近いかもしれません。
今の仕事は熱心に取り組んでいますが、夢中でしているかと問われると、はいと即答はできない自分がいます。ですから、この世の中で夢中になれる仕事をして収入を得ている人々が羨ましくもあり、私が生き生きと働く人たちを取材し、SNSで紹介するプロジェクトを立ち上げたのも、今思うと私自身が夢中になれる仕事の見つけ方を知りたかったからかもしれません。
今回、たまたま見た情報番組のおかげで、色々考えることができました。最終的には、夢中になれることが見つかること自体、幸せなことだと気づきました。夢中とまではいかなくても、楽しい、ありがたいなを積み重ねることも幸せなことだと思っています。
冒頭に戻りますが、堺雅人氏主演の「VIVANT」は、私が今とてもハマっているドラマです。私のみならず家族で日曜の夜(見れない時は録画して後日)に、楽しみに見ています。また、堺雅人氏は、「台本は神様の言葉」とも言っていました。ひとつの作品を作り上げるのに、多くのスタッフの方々の努力があって、最終的に台本が役者に渡される時は、それはもう出来上がっている言葉で、誤字・脱字があってもそのままセリフとして言いたいくらいだとおっしゃってました。私はサスペンス系好きなので、最終回までドキドキしながら、見たいと思います!