現代にマッチした働き方
なぜ今、私らしい働き方が求められているのでしょうか?
それは、
現代にマッチした働き方が
おのずと私らしい働き方に向かうからだと筆者は考えています。
現代にマッチした働き方の背景には、
・ワークライフバランス
・テクノロジーの進化
・自己実現の追求
などがあげられます。
さまざまな文化、価値観、ライフスタイル、背景を持つ人々が共存し、相互に影響を及ぼし合う現代においては、従来の一律な働き方から、個人の特性やニーズに応じた柔軟な働き方が求められるようになりました。
さらにテクノロジーの進化により、リモートワークやフレックスタイム制度など、働く場所や時間に柔軟性も生まれ、よりワークライフバランスが見直される時代になってきました。
また単に収入を得るだけでなく、自分の価値観や目標に沿った仕事を求める傾向も強まり、自己実現を図る働き方が重要視されているのです。
以上の背景から、現代にマッチした働き方=私らしい働き方だと言っても過言ではないと考えています。
しかし、実際に私らしい働き方を実践しようと思っても、なにから始めればいいのか、そもそも「私らしいってなんだろう?」と考え、前に進めない人も多いのではないでしょうか?
筆者自身も長年「私らしい」がわからず、それを見つけるためにいろいろと実践してきました。その結果、「私らしいとは何か」、「どういう働き方が最善であるか」が見えてきました。
今回は、筆者の経験を通して発見した「私らしい働き方の見つけ方」を紹介したいと思います。
私らしい働き方とは?
このサイトのタイトルにもなっていますが、
ここでいう「私らしい働き方」とは何なのかをお伝えしたいと思います。
結論から言うと
「私らしい働き方」とは
「私が大切にしている考え方に沿った働くスタイル」
になります。
まず、「私らしい」とは、
「私が大切にしている考え方(価値観・信念・主義など)」
と定義しました。
そして、「働き方」とは、
「働くスタイル(雇用形態・時間・場所・目的など)」
を指します。
ですから、
今あなたがしている仕事が、あなたの大切にしている考え方に沿った仕事で、働くスタイルも確立されているなら、それはここでいう「私らしい働き方」ができていると筆者は考えています。
もし、今の働き方でモヤモヤする、違和感を感じているならあなたの大切にしている考え方に沿った仕事ができていない、もしくは働くスタイルが合っていない、それか、その両方なのかもしれません。
「私らしい」の見つけ方
「私らしい」=「私が大切にしている考え方(価値観・信念・主義など)」
について、あなたは人生において自分が大切にしている考え方(価値観・信念・主義など)がありますか?
例えば、
・家族との時間を優先すること
・日々の小さなことに感謝すること
・常に学び続け、自己成長を目指すこと
・自分自身や他者に対して誠実であること
・年に一度は旅行してリフレッシュすること
など、ひとつやふたつは自分が大切にしている考え方が思い浮かぶかもしれません。そして、それは年代によっても場所によっても変化したり、変わらないものもあります。
どちらにせよ、あなたが今思い浮かべたことは、認識している部分であり、他にも大切にしている考え方が潜在意識の中に眠っている可能性もあります。
そしてその潜在意識の中に眠っていることこそが、実は一番大切にしているものだったりもします。ですから、なるべく多く深く自分が大切にしている考え方を引き出すことが重要になります。
では、筆者がおすすめする3つの引き出し方を紹介します。
これらは全て自分の外からの刺激によって、自分が大切にしている考え方を引き出してくれる方法です。他者とのコミュニケーションや情報は、他者の考え方を知って自分がどう思うか?それによりなぜそう思うのか?
その根底に大切にしている思いが隠れていることが多いのです。
筆者は人見知りで、数年前まではあまり積極的に人と関わろうとしませんでした。そのため、自分の偏った価値観や思考で物事を捉え、視野が狭くなり、いろいろな考え方が理解できず苦しみました。
自然とのふれあいも大事で、
・風が気持ちよい
・波の音を聞くと落ち着く
・森林の香りは頭を空っぽにする
など自然の中にいる自分を感じることで、自分と向き合うことができます。
筆者は、ここ数年、特に人と積極的に会って話をすることで、いろいろな考え方を知ることができ、同時に私にはこの考え方が大切だなとわかりはじめました。
まずは、さまざまなものに触れ、刺激を受けて、どう感じるか、それだけでもやってみる価値はあるので、おすすめです。
「働き方」の見つけ方
「働き方」=「働くスタイル(雇用形態・時間・場所・目的など)」について、あなたは自分の希望するスタイルがありますか?
雇用形態(正社員や契約社員、パートタイマー、派遣社員)は企業で働く時のスタイルです。それ以外では起業、フリーランスなどの選択肢もあります。
その他、働く時間や場所については、その時点でのあなたの生活スタイルと照らし合わせることで希望する働き方が見えてくると思います。
ここで大切なことは、働く目的です。
働く目的=困りごとを解決することです。
では、困りごととは何か?
それはあなたが生活する上で困った経験や周辺の人から聞いた困ったことを考えてみると見えてきます。
困りごとがあってもなくても、リサーチは必要です。今社会においてどんな困りごとがあるのか?それを知ることで社会のニーズ・需要を探ることにもなります。
そして、解決するにはスキル(能力)も必要になります。あなたが直接そのスキルを身につけてもいいでしょうし、スキルを持っている人と一緒に解決してもいいでしょうし、その解決に向けて自分が動きたいと思えば、それがはじめの一歩になると思います。
考える順番も困りごとから考えてもいいですし、スキルから考えてそのスキルで解決できそうな困りごとを探ってもいいと思います。
最初の一歩は行動から
ここまでで、「私らしい」と「働き方」の見つけ方がそれぞれわかったかと思います。
冒頭でもお伝えしたとおり、筆者は長年「私らしい働き方」を見つけるために、いろいろと実践してきました。そのひとつがこのサイトで紹介しているみんなの働き方です。
福岡で働いている現代女性を取材し、働くことについてのそれぞれの想いをサイトを通じて紹介し、私らしく働きたいけどできていないという困りごとを解決する手立てとして、立ち上げました。
また、昨年(2024年10~12月)は福岡女子大学が行っている「女性のためのウェルカムバック支援プログラム」を受講しました。これは、私らしく働きたいと考えているけど、どうしたらいいのか悩んでいる女性に向け、「私らしい」を追求し、ワークをして受講生たちと関わり合って自分を知るプログラムです。
さらに、今年(2025年1~2月)は、ママワーク研究所さんが行っている「ママドラフト会議」に参加しています。これは、キャリアブレイクを経て、新たなキャリアに挑戦したい女性に向け、「働き方」を追求し、ワークをして自分の過去してきた事を掘り起こし、実際に企業と働きたい人をイベントを通してマッチングさせる就職支援です。
こういった取り組みを活用しながら、まずは行動することが最初の一歩になります。
仕事の価値とは
最後に仕事の価値について筆者の考えをまとめてみました。
仕事の価値とは、やっている事(困りごとを解決する事)が、どう役に立つか?を示す指標だと筆者は考えています。
企業のコンサルをしている方に、「あなたの仕事の価値はなんですか?」と聞いたところ、「クライアントの仕事に価値を生み出すことでクライアントの利益をあげること」だと即答いただきました。
仕事の価値は、他人からの評価で決まると勘違いしていた数年前の筆者は、根本的に考え方が偏っていましたし、その考え方だから、苦しかったのだとわかりました。
筆者自身の今の仕事の価値は、「私らしい働き方を支援することで、個人の成長と幸福感を促進し、企業の生産性を向上させること」です。
筆者自身、今後もいろいろ実践して成長していきたいと思います。
ここまで読んで下さり、
ありがとうございました。