エネルギー値にあった生き方
万象学によると、人は生まれた瞬間に、自然からエネルギーが与えられるとされています。エネルギー値とは、それがどれだけあるのかを示す数値です。
エネルギー値は、個人個人で違います。自分に与えられたエネルギーに則した生き方がもっとも自然で理想的となります。逆に、自分に与えられたエネルギー値とは違う生き方をしていれば、人生が苦しく、破綻を招きかねません。
自分が、心地よい生き方を実現するためには、自身のエネルギー値を知ることが大前提となります。あなたのエネルギー値は生年月日からわかりますので、ぜひ確認してみてください。
※下記リンクをクリックすると生年月日からあなたのエネルギー値がわかります。
エネルギー値の読み方
エネルギー値は、高いから良い・低いから悪いといったことは、まったくありません。エネルギー値そのものには価値的な差は一切ありません。要は、エネルギー値に合った生き方ができているか、それが一番大切です。エネルギー値の数値ごとに合った生き方をまとめてみましたので、参考にされてください。
エネルギー値 180~200
万象学では、エネルギー値の平均値は180~200となります。ここでいう平均値とは、現代の社会で生きていくのに生きやすい数値となります。人としてこの世に生まれ、常に誰かしら人と接しながら生きなければいけない現代社会においては、ある程度、世の中の常識を受け入れなければいけません。この常識や規範に、ある程度歩調を合わせやすい数値が平均値となります。
180~200の範囲の人は、常識や規範に従うことも、それほど抵抗はないはずです。主婦業専念型だと、180ほどあれば十分となります。もし、主婦業プラス副業も考えているなら、200ほどあるとエネルギー値に合っている生き方といえます。主婦業プラス副業となると、それだけエネルギーを消化するからです。
また男女問わず、組織(会社、学校、サークルなどの集団)に入って活動する場合も200はあった方が生きやすいとされています。低くて180、高くても230ほど。その範囲であれば、会社勤めや組織の一員として活動することに向いています。何らかの組織に入って仕事する・活動する場合、それなりにエネルギーを消化しますし、平均値を知っておくことで、あなたにあった生き方がわかるのです。
エネルギー値 201以上
では、エネルギー値が高い人はどうでしょう。例えば、あなたのエネルギー値が280で、平均値の180~200の範囲を上回っているとします。組織の中でうまくやっていけるエネルギー値は高くても230ですので、エネルギー値が50も余ってしまいます。その余った50の使い方が非常に重要になってきます。
ひとつの組織だけで、エネルギー値280の全てを消化しようと思って頑張れば頑張るほど、周りとずれが生じてしまいます。200の常識の世界に合わせようとすることで、エネルギーが不完全燃焼を起こします。すると、不平不満・愚痴が多くなり、心身ともに疲れ果ててしまいます。それを万象学では「陰転(いんてん)」と呼びます。「陰転」するとエネルギーの消化が内へ内へ向かい自分自身を苦しめます。
それを避けるためには、使いきれない余ったエネルギーを他で分散させる必要があります。趣味や熱中できることに時間を費やしたり、ひとつの組織の中でも兼務したり複数の業務を行うなどすれば、エネルギーが分散され、心地よい生き方となります。これを「陽転(ようてん)」とよびます。「陽転」するとエネルギーの消化が外へ外へ向かい自分が心地よくなります。
エネルギー値 179以下
一方で、エネルギー値が179以下の人は、組織には向いていません。在籍期間が決まっている組織(学校)や好きな時だけ集まれる集団(サークルなど)はまだしも、社会人となり、人生の多くの時間を費やす会社などの組織で生きていくには非常に難しいとされています。世の中の常識に合わせられる数値の180に満たないためです。合わせようにも合わせるエネルギーを持っていないのです。無理をしても長続きはしません。持続力がないからです。無理をすると「陰転」して病気になりやすくなります。
では、どんな生き方が心地よいのでしょうか?エネルギー値が低い人は、枠にとらわれず、できるだけ自由奔放に生きられる道を進みましょう。仕事もフリーランスや組織に縛られない働き方がベストです。どうしても組織に入るなら、できるだけ一人時間を作りましょう。義務教育過程だと、小学校で6年間、中学校で3年間と合計9年間、組織に在籍することとなりますが、その場合は、何か夢中になれる・熱中できる時間を増やすといいでしょう。
エネルギー値が低い人は、エネルギーが少ない分、効率化を考えて行動します。物事を何回も繰り返すエネルギーがないため、一度で複数のことができないか?と考えるのです。また、好きなことに対する集中力は高く、その場合は何時間でもやり続けるので、一見タフでエネルギーが高い人のようにみえます。しかし、持続力はありませんので、必ず休む時間が必要です。
エネルギー値でみる相性
エネルギー値の差が少ないことを万象学では相性が合うとみます。もちろん、相性はエネルギー値以外の要素も必要となりますが、エネルギー値の差もとても参考になります。
エネルギー値の差が少ない場合、うまくいっている時は良いのですが、一旦ケンカするとお互いに譲らないこともあるでの注意が必要です。エネルギー値の差が大きくても、エネルギー値が高い人は相手に向かうエネルギーを他で分散させ、エネルギー値が低い人は、相手を許せる心になれば、たとえ数値が離れていても、良い人間関係が築けます。
私見
エネルギー値の差は、とても興味深く、万象学を学び始めてすぐに私も家族のエネルギー値を調べてみました。結果は、息子>私>夫となり、やっぱりという結果でした。生まれた時から息子のエネルギーに翻弄され続けたので、その意味がわかった気がしました。しかも夫と息子のエネルギー値の差は100以上もあります。これでは夫は体力が持ちません。息子のエネルギーを分散させる必要があります。
具体的には息子が熱中できる事を一緒に探しています。家庭(夫婦)だけでは余ってしまう息子のエネルギーを学校や習い事に分散させることで、私も夫も心が穏やかに過ごせるようになりました。これを知らない間は、育児って辛い・大変が当たり前と思っていましたが、上手く活用することで、自分自身が楽になるんだと実感しています。
逆に、親の方がエネルギー値が高い場合は、お子さんに向かう親のエネルギーを分散させる事が必要です。親のエネルギー値が高い方が本来は理想的といえます。なぜかというと、エネルギーをコントロールしやすいからです。
しかし、私の家庭のように、子どもの方がエネルギー値が高いと、あっという間に親のエネルギーを消化してしまいます。特に子どもが幼少期の頃は言葉で諭すことも難しいですし、こちらのイライラがたまり、疲れて、泣いて、どうしていいかわからなくなります。
そういう時は、とにかくエネルギーチャージをこまめにしてみてください。一番効果的なエネルギーチャージは、自然に触れることです。家の中ばかりで外出しないのは、上記にあった「陰転」の原因になります。私は産後うつになり、まさしく陰転しながらの育児でした。もっと早く知っておけば!と悔しかったのですが、これもいい思い出です。
もう一つ効果的な方法は、先祖供養をしたり自分の両親に意識を向けることです。こちらは下記の記事に書いていますので、参考にしてみてください。
万象学入門(菊池桂子著)