宿命と運命

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宿命と運命


宿命や運命と聞くと、「あなたには決まった道があり、そちらを進みなさい」と決めつけているようで、私には違和感がある言葉でした。しかし、万象学を学びだして、この二つの似たような言葉の意味を考えるようになりました。宿命も運命も決めつけた道ではなく、自分がそれをどう捉え、活用していくかが生きる上でのヒントになると思うようになりました。

今回このコラムで、宿命と運命の違いをお話したいと思います。ただ、ここでお話する宿命と運命の位置づけは、あくまでも私が万象学やその他それに類する書籍などを参考にして記載したもので、こちらも決めつけるものではありません。皆さんに柔軟に解釈いただければ幸いです。

 

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宿命とは?

宿命とは、命に宿ったもの。

ある種、大雑把な枠組みです。自分の努力では変えたくても変えようのない先天的に与えられたひとつの定められた世界であり、生まれてきた時に、自然(宇宙)から、その人に与えられた役割や天命を指します。

それは、生年月日・性別・生まれた国・家系(先祖)・両親・兄弟姉妹・才能・性質・故郷などです。

皆さんは、自分が生まれてきたことの意味や役割を考えたことがありますか?私は幼い頃、なぜこの世に生まれてきたのか不思議で、「死」への恐怖も、人一倍大きかったと思っています。また、なぜこの両親から生まれてきたのか、なぜ日本なのかと、漠然と考えていました。

ただ、これを「そういう宿命だったから」と片づけられるのも、少し違うなと思っていて、だったらその宿命は何のために私という人間に背負わせたのかと、そこまで考えて、答えがでずに、諦めていました。

秋生まれが良かった、男の子に生まれたかった、もっと裕福な家庭に生まれたかった、海外で生まれたかった、兄や姉が欲しかった、考えると人の欲望は果てしないです。幼い頃や学生時代の私は、そんな変えられない事実ばかりに目を向けて、もしこうだったらという想像の世界に時間を費やし、過ごしていたような気がします。

しかし、今私は命に宿った役割を知り、現状を受け止め、それをどう生かせば自分が心地よい生き方ができるかに時間を費やす方が、人生が楽しいと気づきました。私という人間が、自然から与えられた役割を、この世界で果たしていくことで、結果的に私は私に救われると思っています。そして、人生が終わる時に、「だから私は自然からこの宿命を背負わせられたのか」がわかればいいかなと思っています。

 

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運命とは?

運命とは、命を運ぶもの。

定められた命が、生きていく年・月・日という「時間」の流れの中で、選択の余地が許されているもので、生まれてから始まる人生行程(後天運)を自分の意志で変えることができるものを指します。

それは、住む国・土地・家・学校・友人・仕事・パートナー・教育・趣味・ファッション・ライフスタイルなどです。

宿命が自然から与えられた役割であるならば、運命はその役割を果たすためのアイテム(項目や品物)やオプション(選択肢)のようなものと捉えています。

例えば、あなたが自然から与えらた宿命が「困っている人を助けましょう」だとします。そうすると、自分が助けられるのはどういう人で、どういう場面で、どういう知識や技術が必要か考えます。助けようにも、助けることができない場合も多々ある中で、自分の特技や好きなことで人助けをすることが運命だと思っています。

あなたがアイドルなら、ステージで歌い、踊り、パフォーマンスすることで救われるファンがいるように…。
あなたが消防士なら、火事を鎮火することで、命を救われる人や動物がいるように…。
あなたに大切な友人がいるのなら、いつも話を聞くことで、その友人が笑顔になるように…。

 

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あなたの役割

万象学では、生年月日から、あなたの役割がわかります。

この神様からの使命は、その人にとって一番難しい課題でもあり、それに沿った生き方が理想であると言われています。私も苦手な使命だったので、最初は「え~」とテンションが下がりましたが、今はその使命に沿った生き方を心がけています。個人的感想ですが、今のところ、以前とは考えられないくらい平穏で幸せを感じることが多くなっています。

また面白いことに、この神様からの使命を知らなくても、その使命に沿った生き方・考え方をしている人たちがいます。その人たちの共通点は、「自分の進むべき道、やることが見えている」という事でした。ただその人たちも容易に今の生き方にたどり着いたのではなく、それまでに試行錯誤し、悩みの中で自分なりの答えを見出し進んでいっているように感じました。ですので、この使命は、必ずしも自分にとって難しい課題といって諦めず、ひとつの生き方のヒントとして捉えてほしいと思っています。

なるべく使命に近い生き方を心がけることで、宿命通りに命が燃やされて、結果的に生きやすい人生になっていくそうです。それを私は身をもって体験しているので、ぜひ皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

参考文献
万象学入門(菊池桂子著)
基礎からわかる算命学の完全独習(有山茜著)
この記事を書いた人
久弥

サイト運営者の久弥です。
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