掲載NGから見えてきたこと

仕事に役立つ情報

私はこれまでに、40人以上の女性に働き方や人生についての話を聞いてきました。

話を聞くようになったのは、プロジェクトを立ち上げたことがきっかけでした。このプロジェクトは、福岡で働く女性たちのリアルな働き方を取材し、身近な存在としてSNSで取材記事を発信する活動です。
※詳細は、みんなの働き方をご参照ください。

今回は、取材や掲載NGになった時に私が考えたことをまとめてみました。

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「私らしい働き方」を探して

私は13年間会社員としてフルタイム勤務をしていた際、子どもの小1の壁に直面し、これまでの働き方を見直すようになりました。また、本当にこの仕事が自分に合っているのかという疑問も重なり、退職を選びました。

退職後に個人事業主としてリラクゼーションサロンを開業したのですが、起業に関する学びに投資しながらも、「これが本当に私らしい働き方なのだろうか」という迷いがどこかにありました。

会社員だった時も個人事業主の今もそれが「私らしい働き方なのか?」という問いに「そうです」と答えることができないでいるのです。

数年前に「自分で『始めた』女たち」という本と出合っていたので、本に登場するような働き方をしている女性が、きっと身近にもいるはずだと思い、プロジェクトを立ち上げ、話を聞いてみることにしました。


※「自分で『始めた』女たち」の詳細はこちら

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福岡の女性たちへの取材活動

私一人で始めた小さなプロジェクトだったため、まずは信頼関係のある方に取材をお願いしたいと考え、サロンのお客様へ声をかけました。お客様は快く引き受けてくれて本当に嬉しかったのを今でも覚えています。

その後は、対象者から次の対象者を紹介していただいたり、私から声をかけたりして、2021年10月に始まったこのプロジェクトも、2026年5月現在、マイペースながら続いています。

私の取材は、「働き方」に特化したものです。

対象者の過去・現在のキャリア、未来への展望や働くことへの想いを取材しており、現在の勤務先や肩書きそのものよりも、その人がどんな価値観で働いているのかを重視しています。

もちろん、現在の仕事内容についても記事の中で触れてはいますが、あくまで「どのように働いているか」に焦点を当てた取材になります。

取材イメージ図

また取材を行うにあたり、対象者の氏名はフルネームで掲載するようにしています。それは読者にとって「どこか特別な人」ではなく、身近な存在として感じてもらいたいからです。

取材時点での勤務先や所属先の掲載については、対象者の意向を尊重しています。

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掲載NGから見えてきたこと

そんな中で、対象者がOKをだしても事業所側がNGをだしたために取材や記事掲載を見送ったケースが数件ありました。

NGだった事業所は一般企業や公の施設であり、会社名や所属名を非公開にしてもNGでした。その理由について、私なりに考えてみました。

理由は企業ごとに異なると思いますが、背景には企業ブランドや組織としての信頼を守るという考え方があるのではないかと思いました。

企業ブランドとは、社会や顧客から寄せられる信頼や期待、その企業らしさに対するイメージの積み重ねだと思います。そこで働く人々の言葉や想い・行動は、そのブランドと結びつくため、無関係ではいられません。

それはとても大切なことです。

だからこそ、社外での発信や振る舞いに慎重になる企業があるのも自然なことだと感じています。

SNS発信イメージ図

私自身も、個人事業主としてサロンを運営する一方でパート勤務をしているため、所属先や自分自身の看板を意識しながら発信する難しさを感じています。

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個人と組織のあいだで

掲載を見送ったケースを考えたことで、「個人」と「組織」の関係についても見えてくることがありました。

企業という組織の信頼を守ることと、個人が「自分らしく働く」こと、その二つは、本来対立するものではないはずです。しかし現実には、組織に属しているというだけで、個人として語ることに慎重さが求められる場面が少なくありません。

たとえ会社名を伏せていたとしても、「その人がどこで働いているか」を知る人にとっては、個人の発言は企業イメージと無関係ではいられないからです。

その線引きは業種や企業文化によって異なり、どこまでを“個人の発信”として認めるかは一律ではありません。

今回の経験で私は、働くということは、自分ひとりのものではなく、所属する組織や社会との関係性の中で成り立っているのだと改めて感じました。

ただ近年、個人の価値観やライフスタイルを尊重した働き方への関心も非常に高まっているように感じます。

ライフワークバランスイメージ図

「会社中心」でキャリアを考えるのではなく、自分自身の価値観や人生を軸に働き方を考える人も増えています。副業、パラレルキャリア、リモートワーク、フリーランス。働き方の選択肢が広がる中で、「私はどう働きたいのか」を言葉にすることは、以前より重要になっていると感じています。

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それでも活動を続ける理由

私は、この取材活動で事業所を批判したり内部事情を暴いたりしたいわけではなく、対象者がどんな想いでその事業所で働き、どんな葛藤を抱え、どのように今の働き方を選んできたのかを背景も含めてきちんと言葉にして残したいと思っています。

遠い世界の成功談ではなく、自分と同じ地域で、同じように悩みながら働いている人の声を届けること。

そして、その声が、同じように働き方に悩んでいる誰かにとって、一歩踏み出すきっかけになったり、人生の転機につながったり、失いかけていた勇気や自信を取り戻すきっかけになれば嬉しいと思っています。

また、この活動は誰かのためだけではなく、私自身が「私らしい働き方とは何か」を問い続け、少しずつ近づいていくための営みでもあります。

それが、私がこの活動を続けている理由です。
これからもマイペースではありますが、この活動を続けていきたいと思っています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事を書いた人
久弥

サイト運営者の久弥です。
このサイトは「私らしい働き方をみつける」ために、働いている女性のリアルな声と、仕事に役立つ情報を発信しています。働き方を見直したい!と思っている方のお役にたてると嬉しいです。

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